昔の人の遊び心には敵わない
先日高宮庭園茶寮に伺いました。
お料理に関しては、いろんなグルメブロガーがいらっしゃるので、書きません。
美味しいお料理を、志を同じくする先輩と頂いて、ふと床の間に目をやると
2幅の掛け軸が。
双幅かと思いきや、真ん中にもう1幅ある三幅対だそうで。
真ん中は「松」かと思いきや「玉」だそう。
梅と竹があるなら松じゃないと?
と思ったのですが
床の間に掛けてあるのをみて、あ、そうか、と思いました。
真ん中を玉にして、床の間に松を生けたら、それはそれは縁起の良い床の間になるではないですか。
昔の人の遊び心といか、美しき隙というか、センスの高さに息を呑んだのでした。
掛け軸はこう掛けなくてはいけないルールを気にしすぎるのではなく
掛け軸と何かを合わせることで、新しい表現を作る自由さに、感動したのでした。
ルールは細かく決めすぎると、ルールを守らなきゃ、と人の目を気にしすぎると
新しい「美」、イノベーションは起きないんだ
と今の社会における問題(理不尽な校則、会社の暗黙のルール等による弊害)と、イノベーションについて考えた掛け軸でした。
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