魂がある言葉は
「大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。自分の国だけの平和はありえない。世界はつながっているのだから。」
今日の平和記念式典での松井一実市長の平和宣言の中に出てきた、国連難民高等弁務官だった故緒方貞子さんの言葉。
おそらく、もともとは難民問題や、世界平和に対して述べられたものと推測できるのですが、
今COVID-19で混乱する世界にも通じる言葉だと思いながら拝聴していました。
「平和」の部分を「終息」に置き換えると、不思議としっくりくるのです。
「大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。自分の国だけの終息はありえない。世界はつながっているのだから。」
そして、往来は途絶えても、つながりは保とう。ずっと、ずっと。
それは、国だけでなく、隣りの県だったり、地域だったり、帰省できない親戚同士だったり、ずっとずっとつながろう。
75年は草木が生えないだろうと言われた広島。
それが今は美しい街並みで発展し続ける広島となっています。
その力の源は、こどもたちが読み上げた平和への誓いにあった「当時の人々が諦めずつないでくださった希望」。
私たちもCOVID-19の終息へ、世界の平和へ、希望を持って進もう。
魂がある言葉は、どんな苦境にでも力を与えてくれるものだと実感した、8月6日の朝でした。
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