自分で情報を読む
報道で「COVID-19にアビガン有意差なし」というのを見て、
やっと藤田医科大学のプレスリリースを読めました。
報道の「COVID-19にアビガン有意差なし」は、一見すると
アビガンは効き目がない
と勘違いされそうな見出しです。
プレスリリースを読むと、簡単に言えば
早期にアビガンを服用しても
遅れてアビガンを服用しても
ウイルス減少や解熱までの時間に統計的有意差はない
ということでした。
比べているのは
アビガンを飲んだグループと
アビガンを飲んでないグループ
ではなく
早く飲んだグループと
遅れて飲んだグループ
で
全員飲んでるのです。
早く飲んでも遅く飲んでも変わらないよ
というのを速報で出しているのです。
早くPCR検査を受けて、早くアビガンを
というのは必要ない
インフルエンザみたいに、早く検査早く薬
というパニックを起こさないためなのかな
と理解しました。
この両群は重症化や死亡例がないので
アビガンが効果がないと言い切れない。
また、有害事象が見られても、投与終了後は回復するともあって
正直なデータだなぁ、という印象でした。
アビガンの効果はまだ報告で、論文ではないので、次のリリースが待たれます。
最初の
「COVID-19にアビガン有意差なし」
は究極に短くした見出し。
詳細かどうかは別。
報道は文字数や時間が限られており、
全ての情報を提供することは不可能なので
詳しく知りたいことは、自分で見るしかない。
見出しに踊らされてはいけない。
信頼出来るソースから。
ネットが発達した今、これから必要なスキルだと思います。
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