野菜ソムリエ的「君はハニーデュー」の考察
3/20、
日向坂46の11thシングルのタイトルが「君はハニーデュー」に決定
というニュースを聞いてびっくりしました。
秋元康さん、そのメロン選んだの?
日向坂らしくてとてもいい、と思いました。
そんなわけで、野菜ソムリエ目線でこの「君はハニーデュー」を考察したいと思います。
日向坂46に限らず、秋元さんの歌詞には、野菜や果物、お菓子など食べ物が出てくることが多いです。
同じメロンなら、HKT48の2ndシングル「メロンジュース」
日向坂46の最新のアルバムでも「ブルーベリー&ラズベリー」「ゴーフルと君」「パクチー ピーマン グリーンピース」「青春ポップコーン」」と33曲中4曲タイトルに食べ物があります。
食通の秋元さんらしい。
その中でも「ハニーデュー」はちょっと特異的に感じました。
というのも、ハニーデューメロンは白肉系ノーネットメロンで、私は国産を聞いたことがない(メキシコやアメリカから輸入されている)メロンで
国内で有名な「マスクメロン」や「夕張メロン」とはかなり違って、あまり知られていないマニアックなメロンなのです。
”世界中にメロンはあるのに 特別な存在”
輸入メロンで、普段丸ごとはあまり見かけないメロンなので、この歌詞がピタッとハマります。
”そんな甘くはないし 少し硬い果肉だけど”
その通りなんです。
メロンの絶対王者「クラウンメロン」の糖度が14〜17度と言われています。
ハニーデューメロンが12〜16度で、それほど変わらないのですが、甘さがさっぱりしているのが特徴です。
そして日持ちするメロンなので果肉は固め。
検索だけじゃわからないこの特徴。
秋元さん絶対食べたことある、と思いました。
”優しく控えめなテイスト”
”そんなに有名じゃないけど”
”見た目は ごく普通だし どこと言って特徴ない そういう感じにグッと来た”
確かに、純系メロンに比べて特徴のないのが特徴のハニーデューメロンを、こんなにも女性アイドルの歌詞で表現できるんだ、と驚きました。
品目名でなく、品種名であること、ノーネットでスッキリした若々しさを感じるメロンは他にもあるのに、あえて「ハニーデュー」を選んだ選択眼。
ハニーデューの語源は「honey」(はちみつ)と「dew」(しずく)。
この曲のセンター4期生正源司陽子さんのフレッシュ感を表現していると思いました。
プリンスメロンじゃ全然違うし(性別も違うし)
ハニーデューがメロンの品種名って知らなくても、なんだか甘くてみずみずしいと感じられる。
そこまで計算されてるのかと思うと、秋元康さんって本当に唯一無二の作詞家なんだとうなりました。
”みんなが好きかどうかなんて 関係ない好み”
そう、どんな果物が好きかなんて、有名な果物かどうか、糖度が高い果物かどうかなんて
どうでもいいじゃない、好みであれば。
多様でいいいじゃない、好みなんて。
好きが世の中に溢れたら、世界はhappyで平和になる、そう思います。
これは日向坂46の代表曲の一つになりそう、と野菜ソムリエ的に思います。
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