たどり着く
旦那さまをみていつも羨ましく思ってたのが
Yシャツをオーダーすること。
え?
と思うかもしれませんが
女性のシャツのオーダーって、なかなかないんですよ。
野菜ソムリエの正装といえば、襟付きの白シャツ、黒いボトム、黒いエプロン、スカーフ
なのですが、これが簡単なようで簡単じゃないんです。
私のようなぽっちゃり体型には…
ぽっちゃり野菜ソムリエなんて想定していないんだろうなぁと思うくらい。
私が一番気にしているのは、シャツとエプロンの関係。
ぽっちゃりさんが選びがちなふんわりブラウスは、ソムリエエプロンと相性が悪く
エプロンがない背中のところがタプタプしてしまうのです。
料理教室などで動き回ると、もっとタプタプしてきてなんともだらしない。
生徒さんがいる前で、エプロンの下からシャツを整えるなんて、もってのほかです。
そこで、背中がスッキリしたものを選ぶと、今度は前ボタンがパンパン。
鬼滅の刃の恋柱「甘露寺蜜璃」ちゃんみたいに、意思を持ってそのスタイルを選んでいればいいですけどね。
私では、意図せずそうなっていて、自分も周りの人を不愉快にするだけです。
野菜ソムリエになって10年になりますが、ずっとそこが悩みでした。
解決できたのは、エディバウアーのシャツ。
サイズも合ってスッキリ見えていたのですが、まさかの日本撤退。
(この秋に日本に再上陸という噂も聞きますが、本当かなぁ…)
シャツ難民になったのです。
同じ野菜ソムリエの皆さんは、当たり前ですが皆さんスレンダーなので、誰にも相談できずにいました。
答えは簡単。痩せればいいだけだから。
野菜で健康を謳っているのにぽっちゃりでは説得力もないし。
しかしただ痩せればいいのだろうか、と違和感を感じてもいるのです。
痩せて世の中が求める野菜ソムリエ像に近づくということは
それは私の個性を消すことにもなり
たくさんのスゴイ野菜ソムリエの中に埋もれてしまうことになるのです。
私が私らしく野菜ソムリエでいるためにはどうしたらいいのだろう。
その答えの一つが
体にあったシャツを着る
シャツをオーダする
ということでした。
流石に、フルオーダーは敷居が高いので、パターンオーダーできるところを探しました。
醤油やカレーで汚れるかもしれないのに、
フルオーダーは気になって思いっきり活動できないと思いました。
なんせ庶民なもので。
ここで、いざパターンオーダーシャツとなるとなかなかないのです。
ユニクロのカスタムオーダーは、裄丈と襟が選べるだけ。
背中がスッキリしていないので却下。
有名アパレルのオーダーやパターンオーダー専門店に話を聞きに行きましたが
メンズの型でオーダーできます
とか
レディスは袖と着丈だけです
という感じで
身頃はみな「四角」なのです。
背中にウエストのダーツが欲しいのですがないのです。
値段を抑えるために省かれた工程なんでしょうねぇ。
ここもぽっちゃりさんに優しくない…。
麻布テーラーでは銀座sixでしかレディスの取り扱いがなさそう。
それでもいろいろ探したら、福岡にありました。
GINZA gloval styie
本当は予約が必要なので、本当に見るだけのつもりだったのですが
きちんと時間を開けてくださり、丁寧に対応してくださったので、注文することにしました。
私がどういう目的でオーダーシャツがほしいのか
どんなスタイルを望んでいるのかを話して
サイズを測り、生地の候補を上げてもらって
3着分、白の長袖、白の半袖、ブルーの長袖を注文することになりました。
対応してくださったスタイリストのH様。
お料理されないとか。
私の「エプロンの下でもたつかないシャツ」というのは想像つかなかったと思うのですが、
一緒に考えてくださって、それが仕事とはいえ、本当にありがたかったです。
シンプルな白いシャツだから、きちんとしていたい。
1ヶ月後が楽しみです。
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