待つ

今年も畑をしております。

3月5日にじゃがいもの種芋を植えました。

わかりにくいので、説明付き。

9年もやってるのに、いつもどちらに男爵を植えてどちらにメイクイーンを植えたかわからなくなるので。

そして、毎年のことですが、我が家の区画は他の区画よりじゃがいもの芽が出るのが遅いのです。

対象の畑の写真がないので申し訳ないのですが、これでもちびっこさんなのです。

そんな我家のちびっこじゃがいもさんの中でも、一番のお寝坊さんがこの子

可愛いでしょう〜うちの子(←親ばか)

 

皆さん、これが自分の子どもだったらどうでしょう?

なんで小さいのかな?どうしたらみんなと同じになるかな?

育て方が悪かったかな?

環境が悪かったかな?

食事が悪かったかな?

習い事させたほうがいいかな?

塾に行かせようかな?

とかいろいろ悩み、検索して、奔走されるのかと。

 

それは全て杞憂です。

みんなと同じになること必要ないのです。

ちゃんと、自分のタイミングで、芽を出して、自分のタイミングで花を咲かせて、自分のタイミングで実を実らせるのですから。

大事なのは「待つ」ことです。

 

私の娘、2人共クラスでは小柄でマイペース。

学校では色々大変だったと思います。

親が予測できる大変なこと(授業についていくこと、体育がうまくいくこと、などなど)は

先回りして色々手を回し、躓くことも回避できたことがたくさんあったと思うのですが、

それでは何歳になっても、親がレールを敷かねばならない子になってしまうと思い

3つのことを決めました。

娘の話を聞く 信頼して待つ 答えは一緒に考えて決断は子どもに

けっこう大変だと思いますし、大変でした。

けれど、今2人共、好きなことを見つけて邁進するように成長しました。

もう私いつ死んでもいいな、と思うくらいです(いや、死にませんけどね)

 

畑の野菜たちも、タイミングや大きさが違うように、子どもも何かを始めるタイミングや身体の大きさが違うもの。

必要な手入れをしたら、あとは時が満ちるのを待つ。

畑に教えられた気がします。

じゃがいもの間引き。手入れをしたらあとは待つだけ。


何でも最短で皆と同じ正解を求める世の中。

答えはいくつもあってもいいし、いつ出てもいい。それを見守るのが大人の役目だと思うのです。


さ、我が家のじゃがいもの収穫はいつかなぁ。

きっと毎年恒例、お隣さんより遅いかな。

あまぐりキッチン

Food Social Educator  「食で子ども・若者と社会をつなぐ」 美味しいとHappyはシェアしよう! 美味しいの世界は、深く広く、楽しい 知って食べることで、味も、日常も、世界も変わる その一口から見える世界を、未来を翔けるみんなに