1本のバナナの向こうには

先日ですが、春日中学校のかすが塾5回目が終了しました。

5回目のテーマ食材はバナナ。

身近な食材ですが、そこから始まるストーリーを、南国フルーツ株式会社様のご協力を得て、春日中向けに組み立てました。


まずは簡単なバナナの概要を。

まずは栄養。中学生にバナナがどれだけいいか力説。

バナナ講座の時は、バナナベルト(赤道から北緯30度から南緯30度の間のこと)のお話をするのですが

中学生向けに、赤道のクイズをしたら、全員正解でした。

さすが春日中の生徒、すごすぎます。


そこから、価格設定、輸入から

緑のバナナのお話をして

「バナナを黄色くしてくれる人が、この町にいます。」

という導入で、南国フルーツ様を紹介させていただきました。


自分が住む町に、創業90年以上の老舗企業があること。

世界と仕事をする会社があること。

バナナを黄色くする職人がいること。

スーパーに届く形にする仕事をしてくれていること。

果物にプライドを持って仕事をしている人がいること。

社会の授業で聞いたことあるような、卸、仲卸、小売りの仕事が、産直やネット販売の台頭で不要論を展開する人がいるけれど、実は社会には欠かせない仕事であること。

身近なバナナでつながってくれることを願いながら。


目を丸くして、真剣に聞いてくれる子もいれば

眠さと格闘する子もいて(わかるよ~午後だもん。眠いよねぇ)

難しいことは記憶に残らないかもしれないけど

自分が住んでる町を誇りに思ってくれたらいいな。

写真は南国フルーツさまがご準備くださった今回の食材セット。

一番美しい黄色の時のバナナ 室に入る前のバナナ

それじゃまだ予算があるから

と、ゴールドとグリーンのキウイを入れてくださいました。

キウイ好きの子が嬉しそうに袋をのぞいていました。

これでトレースがとれるんです。

牛肉は有名ですが、実はフルーツにもあるというお話もしました。

トレースがとれる作物って、すごいエリートなんです。


1本のバナナの向こうには多くの人がいて、その人たちの手を経て君のところに届いているんだよ。

そんな想像をはせながら、バナナだけでなくお野菜もいろいろ手に取ってほしいな。


最後集合写真はみんなバナナを持ってハイチーズ。

みんな緑なのに笑ってしまいました。

青いバナナ、一口でいいから、食べてみてね。

(いや、一口にしてね)

きっとめったにできない体験ができるはず。


南国フルーツ株式会社様、ご協力ありがとうございました。


写真は届けてくださったバナナ箱。

実はずっとほしかったんです。家に持って帰りました。

 

最後に

南国フルーツさんのフルーツは、岩田屋の直営店で買えますが

福岡が遠いよぉ

という方には、ネットショップがございます。

https://nangoku-f.shop/

フルーツプライドな商品をぜひ手に取ってください。

果物を見る目が変わります。

あまぐりキッチン

Food Social Educator  「食で子ども・若者と社会をつなぐ」 美味しいとHappyはシェアしよう! 美味しいの世界は、深く広く、楽しい 知って食べることで、味も、日常も、世界も変わる その一口から見える世界を、未来を翔けるみんなに