ロールモデル

自分の子どもに
「勉強しなさい。」
とあまり言いません。
私が言われたことがあまりなかったからかもです。

勉強って一生するものだから、楽しいと思ってくれたらいいけど、今の学校教育では、なかなかそれを許さないところがあります。

塾のチラシや家庭教師の広告には「苦手克服」という文字が踊っているのが、それを表していて、日本の教育はどれも全部平均的に出来ることを求められています。

確かに、どの学問も有機的に繋がってるので、意味はありますが、自分の苦手や弱点にクローズアップするのって、正直楽しくないと思うんです。苦しいし、辛い。
まずは、自分の楽しいを見つけて、それを深堀していき、問題にぶち当たったときに、苦手や弱点を見直せばいいと思うのです。きっとそこに問題解決の糸口があるから。

必要を感じれば、誰だってがんばれます。
それは子どもも同じこと。
 
好きなのをとことん勉強してみよう
って
なかなか口で言っても伝わらないので、そんな時は背中を見せるしかない。
ということで、今回も学ぶことにしました。

私が。

フードコーディネーター2級に挑戦。
コロナ禍でCBT方式になったのをチャンスと捉え、食に関する学びを止めたくない、と思ったのが動機です。

そして先日、合格通知が来ました。
この勉強をしてる間、楽しめてたかな。
とことん突き詰めた自信はあるけど。
学びは一生モノって気づいてくれたかな。


いつかふとした時に
「お母さん、よぉ試験受けよったなぁ。」
なんて思い出して、じゃぁ私も頑張ろう、と思ってくれたら嬉しいな。


私がふと思い出しました。
40を過ぎた母が、介護の資格に挑戦し、合格し、定年まで務めあげたことを。
お年寄りと喋るのが好きだった母には、介護職は天職でした。
なぁんだ。身近にロールモデルいたんだ、私。
お母さん、よぉ頑張ったね。私も頑張りよるよ。きっと娘も頑張ると思うよ。


あまぐりキッチン

Food Social Educator  「食で子ども・若者と社会をつなぐ」 美味しいとHappyはシェアしよう! 美味しいの世界は、深く広く、楽しい 知って食べることで、味も、日常も、世界も変わる その一口から見える世界を、未来を翔けるみんなに