猪肉をもらう①解体編
(はじめに:骨付き肉を解体するので、苦手な方はご遠慮ください)
先日、お友達で尊敬する「くわの農園」のくわの由美さんに会いに行きました。
くわの由美さんは、私が大好きなマンガ、仔鹿リナさんの「八百森のエリー」で協力に名前を連ねていらっしゃって、野菜好き・マンガ好きの私には、神のような人です。
そこでひょんなことから猪肉を頂きました。
大きさが分かりにくいので、タマネギを添えてみました。
由美さんのご主人が仕留めて、皮もきれいにはいでくれたもの。
めちゃくちゃきれいです。
由美さんのSNSで発信される農業のお仕事からも、ご主人の仕事の丁寧さは感じるのですが、
お肉を見て、ほれぼれするほど丁寧な仕事だなぁと感動しました。
そんなご主人が私に肉のそぎ採り方をニコニコ笑顔で教えてくれたのがとても印象的でした。
これは、由美さんだけでなく、ご主人のファンにもなりそうです(^^)。
お肉博士としては最高の研究材料を頂きました。
豚のもも肉の生ハムを1本買いするので、このお肉も、大きさ的に「もも肉」と思って解体したら
どうやら「うで肉」のようでした。
たぶん左側の骨が、人間でいうところ肩甲骨。
取り出したお肉。
お肉にして思ったのが、大きい血管に、ほとんど血液が残っていなかったこと。
きちんと放血されたんだろうな、と思うと頭が下がります。
お肉って、仕留めて解体すればお肉というわけではないのですよ。
生きている間にきちんと放血することで、臭みが無くなるのです。
(魚でいうところの活〆ですね)
飼育されている家畜もそう。
特にジビエは放血をなるべく早くするかしないかで、お肉の価値が決まると思います。
獣畜が大きくなればなるほど、作業する人が危ないわけで、腕が問われる仕事でもあります。
やっぱり由美さんのご主人凄いなぁ、と
お肉の血管や筋などを取り除く作業をすればするほど実感するのでした。
食育で命を頂く、というのがあります。
獣畜の命を頂くというのは簡単に想像できます。
頂けるようになるまでの作業をされる方への感謝も伝えなければならない、
と、いつも思っていますが
この時ほど強く感じたことはありません。
どうしたら伝えられるかなぁ。
こんなことを書いていますが
私は野菜ソムリエプロで
くわの農園さんは、イチゴやキャベツ、お米などを作っています。
お肉を販売しているわけではございません(^^;)
②料理編に続く。
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