私のメイク論2

前回、現在のメイクのお話をさせていただきましたが

今回は、今まで私が感じてきたメイクのお話


メイクってなぜ必要なのか、人によって考え方が違います

私が受けてきた教育は

高校は、自由な校風の学校でしたが、それでも高校生らしくいるように、とメイクは禁止

中学校では日焼け止めも禁止という、今ではナンセンスな環境でした

この、ふわっとした「高校生らしい」「中学生らしい」という定義が私は解せませんでした

要するにおじさんの好みじゃないか、と訝ってました

 

全く持ってメイクを習う機会がないまま

高校を卒業していきなり

「女性は外に出るときはメイクをするのがマナー」

という強制がやってきます

(これもおじさんの好みじゃん、と当時は怒ってました)

頑張って、ファンデーションと口紅だけの就活生だった頃の私

奇跡的に、履歴書用の写真が残ってました

(カラー写真の時代でしたが 学校で撮ったので白黒です)

 

メイクってそんなに社会で必須なことなのに、学校で教えてくれないっておかしくない?

と内心思っていましたが

女子はみんなちゃんと赤文字本を読んでたのか

誰もそんな事言わずにきれいにメイクしていたので、

メイクを知らないことが恥ずかしく、意見をせずに口を閉ざすことに

 

その割に世の中の男性は、素顔がきれいなことも求める

世の中どうなってるのよ

男性もメイクしてよ、とまで言わなくても

女性に求める分、男性も周囲を不快にさせないぐらいぐらいの身だしなみはしてよ

ちっとも平等じゃないじゃない

と文句を言いたくて仕方がなかったです


今は、Youtubeでもいろいろな解説があり、

就活生向けにメイク講座や学校で教えてくれるようなところもあり、

「メイクを知りたい」

と思う人にはいい環境になってきたと思います

とくにオフィスメイクは、どんなメイクにも基礎になるところなので、

それが知れれば、あとは自分が好きな分野を自分で求めていけます

 

今では、男性も小学生もメイクをするようになりました

また、就活Howto本にも、すっぴんNGという文言は、表立ってはなくなってきました

メイクをするしないは自由に選べるようになりました

選択肢があるということは素晴らしいと思います

 

では今なぜメイクをするのか

それは

1なりたい自分になる 自分に自信が持てるように

2自分にスイッチを入れる メイクすることで自分自身をONのモードにする

ではないでしょうか

90代でもきちっとメイクをしてお出かけしている大先輩方もいます

誰に見られるためでもない、ただなりたい自分で、自分にスイッチを入れて、街に出る

とてもかっこいいな、と思います

 

メイクはよりよく生きるための道具の一つ

包丁と同じ 使い方次第 そう考えます


とはいえ、メイクの世界も技術の進化が早い

娘たちに教えを請いながら、私が私らしく、心地よくいられるメイクをずっとしていきたいと思います




あまぐりキッチン

Food Social Educator  「食で子ども・若者と社会をつなぐ」 美味しいとHappyはシェアしよう! 美味しいの世界は、深く広く、楽しい 知って食べることで、味も、日常も、世界も変わる その一口から見える世界を、未来を翔けるみんなに