旅するパンダ

出前授業の相棒は

このパンダ。

ペンケースですが、USBと指示棒とPC用リモコンが入っている、私の仕事道具入れです。

机においていると、だいたい女子が群がります。

文字通り、客寄せパンダです。

この日訪れた小学校には、見事な金柑の木がありました。

最近は、蜂が来るから、と学校内の果樹は切り倒される傾向があるのに

なんだか嬉しくなりました。

果樹は単為結果のものもありますが、基本は果実は花粉が受粉してできるもの。

その受粉は風や虫が担っている。

果樹も虫も風も、みんな役割がある。

それを感じる場所が学校にあるというのが素晴らしいことなんだけどな。

いつの間にか虫は嫌われ者になってしまった。

一方的な視点で、美しいもの、役に立つものしか許されない世界というものは、息苦しいもの。

最近そう思うのです。

そしてここの学校のみんなは、金冠を食べないでいるから、たわわに実っていて、お行儀が良いな、と思っていたら、単に食べ方を知らないようで、授業で

「生でも食べられるよ。」

と言ったらとても驚いてました。

まだまだ私の仕事はあるようです。

しばらく北九州に行くことが増えます。

お世話になります。