はじめまして秋田蘭画
秋田蘭画ってご存知ですか?
「蘭」がつくと長崎がイメージですが、秋田蘭画というカテゴリーがあるそうです。
https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre184.html
九州人の私は全く知りませんでした。
江戸時代末期に、こんなにも面白い絵がたくさんあったなんて。
日常を切り取るところは浮世絵と同じなのですが
浮世絵と決定的に違うところは、デフォルメではなく写実的だということ。
まるでスナップ写真のようだと思いました。
写生もまるで図鑑のよう。
解体新書も、原著版と日本語版が並べて展示されていました。
それぞれは教科書でよく見る有名なものなのですが、
実物を見て気づきました。
原著は銅版画に対して、日本語版は木版画なのです。
にも関わらず、図の正確さは素晴らしく、木版で出来ない細かな線を省いた分だけ、日本語版がシンプルで洗練されて見えました。
当時の日本には木版画の技術が発達していて、多くの数を出版するには木版画が優れていたのでしょう。
やっぱり実物を見るって大事だなぁ。
秋田市千秋美術館に行ってみたくなりました。
改装中にコレクションを遠くの街で公開するって、いいですね。
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