原木舞茸がやってきたYA!YA!YA!
ちょっと前のお話ですが
宮崎の HUTTEキノコファームさんから
原木舞茸をお取り寄せしました。
よくキノコは「原木でなくちゃ」とおっしゃる方がいて、私はそれに常々疑問を持ってます。
原木は労力と時間がかかるから高価だけれど、それが菌床より上ということはないと思うんです。
原木でも手を入れずにほったらかしたキノコより、菌床で、手と知恵と愛情をかけて育ったキノコのほうが断然美味しい。
キノコも野菜と一緒で、結局は「そこに熱量があるか」だと思うんです。
HUTTEを営んでいらっしゃる今西猛さんは、本当に視野が広い方。
林業と地域の賑わいと子育てと経済と社会貢献の「三方良し」ならぬ「五方良し」を体現されていらっしゃる方。
その情熱とアイデアと実行力はどこから湧いてくるのだろうと思います。
一度会ったら絶対にファンになる、そんな人です。
舞茸は雑菌に弱く、原木栽培舞茸を商用ベースに乗せるにはなかなか難しい。
椎茸と違って、原木を殺菌するところから始まるからです。
でも美味しいし、それを広めたい。
上手だな、と思うのは
ネットで販売し、ストーリーを伝え、渡川と都市をつなぐところ
地域の中学校と新しい商品開発をして、若い人に住んでいる地域への愛を深めるところ。
地域のレストランイベントに用いて、地域の賑わいに結びつけるところ。
舞茸で儲けるというわけではなく、舞茸で社会を動かす方に舵を切っているところが、他の人にない視点で、まさに「グローカル」の最先端を宮崎の美郷町渡川で走っていらっしゃるんです。
プロジェクトも見た目もすべてデザインされている。
若い人に憧れてもらう職業にして、未来へつなごうというのがベースにあるのだろうな、というのが伝わるんです。
で、届いた舞茸はこちら。
でかっ
香りも野性味があって、昔の人が見つけたら舞い踊っていたというのが分かる佇まいです。
まずはアヒージョで
自家製フォカッチャと一緒に。
オイルにも舞茸の香りが溶け込んでいてなんとも美味。
そのオイルはあとでペペロンチーノに。
フリットも。
キノコの揚げ物の衣は、カリッとサクサクのタイプがいいと個人的に思ってます。
最後は定番舞茸ご飯。
舞茸としょうゆだけでいいんです。
今西さんが渡川で発信し続ける限り
私は都市でそれを受け取って、自分ができるアルファを加えて、更に発信し続けたいと思ってます。
もう舞茸はsoldoutになってしまいましたが
椎茸は買えますので、気になる方はこちらへ。
ネットで香りは伝わらないので、ぜひご自身で体感してみてください。
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