は”鰤”よく
あけましておめでとうございます
今年も不定期ですが、ブログを続けていきたいと思ってますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今年のお正月は、特に気合の入ったおせちは作らず、ポイントだけ押さえたお正月の準備をしました。
28日にはしめ飾りと餅飾り。
八がつく日が末広がりだから、というのと、九がつく日は苦労する、とか、一晩飾りはダメとか、いろいろ言われたものです。
お餅は、私が子どものころ、実家の近所のお米やさんで購入していた「おおがねもち」を取り扱っていらっしゃる「米のしんかい・みのりや」さんで。
今ではすっかり少なくなったお米やさん。お餅はここで買い続けたいと思っています。
お餅にのせるのは、みかんではなく橙、というのも、お約束
おせちは作らなかったけど、お雑煮と鰤は。
鰤を1本、大みそかから松の内の間に食べるのが、いつのころからか我が家の習慣になりました。
私が子どものころは、父の実家の壱岐に帰省していて、お正月=鰤というのが定番。
これが娘達にも浸透しているようで
「当り前じゃないんだね。他の家では鰤1匹買わないって。」
と。そうね、普通は家で捌かないもんね。
今年も鰤は、五島のたかはしやさんより直送で送ってもらいました。
大トロ以上に全身脂ノリノリの鰤がやってきます。おススメです。
今年も6kgの鰤がやってきました。
おせちで余る料理と言われる紅白なますも、我が家は鰤が入ります。
これが当たり前と思っている娘達
他にも鰤の内蔵でもつ焼き風や中落ちをこそぎ落としたタルタルで大みそかを過ごし
元旦はお刺身。
お正月はマグロでもなく鯛でもなく、鰤なんです。
出世魚というのもあるでしょうけれど、私の子どものころの記憶では
「は”鰤”よく(羽振りよく)過ごせますように。」
という願いがあるとも。
地域性があると思うのですが、お正月の縁起物食材のこんないわれが、おやじギャグのようだなぁと子どものころ思ってました。
今ではそれも笑って年を迎えたいという先人の願いなのかなぁ、と思っています。
時代の流れで願い事も変わるように、お正月の料理達も変わっていくのかな、と思います。
それでも、娘たちに
「うちのお正月は」
という思い出を残せているのがうれしいです。
財産は残せないけど、教育と思い出だけは残したい。
そう20年間続けてきたことが実ったなぁ。
来年も同じお餅と鰤でお正月が出来ますように。
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